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現代200年五代に渡り続いている田畑家は初代から主に京都御所(公家関係)、二条城(武家関係)を中心とした上流階級の奥方、令嬢の衣裳を承る誂染師として活躍してきました。
五代200年の歴史の中、特に三代喜八は染織家として初めて人間国宝に認定されました。現代五代目である喜八氏は茶屋辻染を中心に染織作家としての活躍はもちろん、きものの世界にとどまらず、京都伝統工芸士会会長として多くの分野で活躍しておられます。その功績が評価され、平成18年秋の叙勲「旭日双光章」を受賞されました。
左...四季草花陣太鼓文 茶屋辻染訪問着
江戸初期に作られた麻生地の「白麻春秋草花舞楽模様茶屋染帷子」(東京国立博物館所蔵)はかつて徳川御三家と将軍家の女性しか着用が許されなかった高貴なきものでした。このきものの意匠を、五代喜八が正絹ちりめん地を用い訪問着として染め上げたものです。
右...格天井四季草花模様振袖
三代目喜八が昭和21年に制作した天井絵模様の振袖の意匠を、五代喜八が藍と金のみを使い茶屋辻染として表現した振袖です。